アレハレ愉快!!
エロくもグロくもありませんがちょっと病んでるかもです。
CPハレアレ表記にしたけど、それすらも怪しい・・・。
私のメンタルはアレルヤに似ている(とか自分で言っちゃうあたりが…)ので
アレルヤはわりと表現しやすいです。
身体があるのなら
共有物の不完全なそれでなく、オレの思い通りになる身体がもうひとつあるのなら
まず手始めにあのスカしたアイルランド人の男を殴ってやろう
体裁はいいあいつがどんな顔をするのか見ものだぜ
それから、生意気で無表情なちっせぇガキを蹴っ飛ばしてやりたい
お綺麗な顔した眼鏡の鼻っ柱を折ってやるのも楽しい
ああキュリオスに乗るのを忘れちゃいけないな
お前ばかり操縦桿を握るのはずるい
身の程しらずにも向かってくる哀れな塵共を嗤いながら、堂々と生き残る道を拓こうじゃねぇか
きっと胸がスッとするだろう
でもやっぱり最後にはお前だ、アレルヤ
ぐちゃぐちゃのドロドロにして、もうなにも考えられないようにして、
声帯が潰れるまで犯してやる
快楽に滅法弱いお前は、やめてやめてと恥も誇りもなく泣き叫んでおきながら
そのくせ最後には自分で腰を振って誘ってくるに違いない
獣のようなセックスの後、勝手に落ち込んで死にたくなってお前はまた泣く
そしたら頬を伝う涙を舐め取って、それから、蕩けるくらい甘い声で囁いてやる
こんなのはもう御免だと
アレルヤ
俺は世界の誰よりお前と近いところにいる自負がある
それはこれから先どんな奴が出てきたとしても揺るぎはしない
だがいいか、これだけは覚えておけよ
どこまで近くても、同じでも、俺の役目じゃないことがある
犯す、囁く、涙を拭う
全部誰かにやって貰うんだな
お前といること
一人じゃないこと
いつまでも甘ったれたこと言ってんじゃねえよ
世界が、俺たちだけで完結するようなおめでたい場所だと思ってんのかよ?
身体なんかいらねえよ
そんな妄想より、いまの現実を見ろよ
お前がすべきことはなんだ
生き残ることじゃないのか?お前の存在を否定する敵共を端から沈黙させて
ソレスタルビーイングの理想とやらを実現することじゃないのかよ
一人で照準が定められなくてどうする
震えて引けない引き金なんか役にたたねぇだろう
善悪なんて考えるな
そんなのは誰かが決めるまやかしだ
それができないなら大地の果てまで逃げちまえ
俺はそれでも構わない
それが唯一無二のお前の意思であるならば
二 心 同 体 論
身体が欲しいっていうのは僕たちが分かれるってことでしょう?
もう一つじゃないってことでしょう?
別々の個体であるってことでしょう?
鼓膜を通さないと君の声が聞こえない
皮膚をなぞらなければ君の手を感じられない
よく考えればそれは自然なことだ
どんなに愛しあった二人がいたって、捻じ曲げることができない節理で
だから、人は強く他の誰かを求めるんだって
そんな本を読んだことがある
だけど、おかしいね
君の声を、他の音と同じように認識して、君の手を触覚で感知するなんて
そう考えたら、なんだかとても悲しくなってきて
ハレルヤ
一つの身体を二人で共有する僕らの構造はとても面倒くさくて、
たとえば、ティエリアなんかが聞いたら怒り出すような不合理さだ
君が躊躇いなく道を切り開くのを僕が苦しく思うのと同じように
僕がいつまでも迷いながら進んでゆくのを君は歯がゆく感じるんだろう
でも僕はね
結局どんなことがあっても最後にこの不合理さを選んでしまうと思うんだ
君がいること
一人じゃないこと
どの空間も感覚も経由せずに、純粋なまま直接君感じること
それは身体が、心が思い通りに動かないことをよりも
きっと、ずっといい
ねえ
身体が欲しい、って君は言ったけど、本当にそんなことはあるのかな
それとも、僕の精神が何らかの形で死んだとしたら、この身体は君のものになるのかな
絶対も永遠も存在しないこの世界
もしかしたら明日、僕らは一緒でないかもしれない
だから、お願い
もうすこしだけこの手をつないでいて欲しいんだ
一人で定められない照準は君がいるなら合わせられるかもしれない
震えて引けない引き金は君となら引けるかもしれない
それが最善かなんて僕は判らない
でも二人でしか導き出せない答えがきっと存在すると僕は信じたい
共にあることを許されている間は
僕は君と一緒にいたい
君は嫌がるかもしれないけれど
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