ロックオンの敵ではありますが、サーシェスが好きです。大好きです。
重要なことなので2回言いました。
『こいつは悪いヤツだなぁ』としみじみしてしまう悪役も珍しいんではないかと思います。
しかもスローネアイン撃破、ツヴァイ鹵獲、ドライ戦闘不能、デュナメス大破という脅威の撃墜率。
歴代MSパイロットと比較しても最強じゃね?
ひゃっはぁ!
刹那、お誕生日祝ってあげられなくてごめんね。
一番小さいけど、刹那は本当に強い子だと思います。
今回、フラテッロ仲最悪のガンスリンガーガールを目指したらしいよ!
重要なことなので2回言いました。
『こいつは悪いヤツだなぁ』としみじみしてしまう悪役も珍しいんではないかと思います。
しかもスローネアイン撃破、ツヴァイ鹵獲、ドライ戦闘不能、デュナメス大破という脅威の撃墜率。
歴代MSパイロットと比較しても最強じゃね?
ひゃっはぁ!
刹那、お誕生日祝ってあげられなくてごめんね。
一番小さいけど、刹那は本当に強い子だと思います。
今回、フラテッロ仲最悪のガンスリンガーガールを目指したらしいよ!
神様の言うとおり
床に広がる液体を血だと認識できなかったのは、それと同じくらい赤い夕陽のせいだ。
転がる人型の物体はさっきまで行動を共にしていた仲間の残骸だ。
散った仲間には祈りを捧げよと、導師は言っていた。
しかし今はそんなことよりも優先したいことがある。
肩に食い込む銃が重い。夢中で引き金を引き続けた手が痛い。
汗と硝煙と返り血だらけの身体を流したい。
何か食べたい。
眠りたい。
「派手にやったなぁ」
背後で低い笑い声。
とっさに銃を構えるが、すぐに警戒が無駄だと知る。
自分に戦い方を教えたこの男の気配だけは、どれだけ神経を張り詰めても感じ取ることができない。
単純にこの男が凄いのか。
それとも、自分が無意識がこの男に逆らうこと拒んでいるのか。
どちらにせよ、存外若いこの男が権威ある導師たちを黙らせるほどの力を持っていることは確かだった。
今日襲ったのは、街のなかの小さなビルだ。
なぜ襲撃の対象になったのかは知らない。
ただ神の為だと言われた。
「神もさぞかし喜んでいるだろうよ」
まただ。
近頃そればかり。
あの日。
初めて人を殺したあの日から比べて、その言葉は色褪せて聞こえる。
耳にするたびに膨らむような高揚感は、いったい何時、何処へいってしまったのだろうか。
「本当にこれで・・・」
「あぁん?」
「本当にこれで神は喜ぶのか?」
その問いを口に出すことがどれ程の不敬であるかは理解していた。
直ちに撃ち殺されても仕方ない。
だがもう遅かった。
燻る煙の匂いと、身体の中で未だ治まらぬ衝動と、窓から差し込む血のように赤い夕日と。
傲慢に哂うこの男が。
「喜んでいるさ」
返ってきたのは教本のような普通の返答。
しかしどこかが、一番聞きたかった何かが抜け落ちている返答。
男は屈んで、俺と向き合う。
正面から受け止めた視線はこれまで対峙したどんな敵よりも鋭い。
刺されるような感覚を覚えて息を詰めた。
銃を持つ指が震える。
「喜んでいるに決まってる。お前はこんなに神の敵を殺したじゃねぇか」
手袋をはめた腕が近づいてくる。
殺されると思った。
そのまま首を絞められて、簡単に。
ああでも本当はそれを望んでいたのかもしれない
殺す。壊す。
俺にはもうこれしかできない。
いつか他の誰かに殺されるその日まで。
神と名乗る者に言うがままに。
手は首ではなく頭の上に置かれた。
男はぐしゃぐしゃと無造作に髪の毛をかき回す。
「面白いな、お前」
大きな手からもう刺さるような感覚は感じられなかった。
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